マラソン 悪魔の辞典 デブソンの章「ひ」ひっし【必死】
ひっし【必死】
一（ 形動 ） ［文］ ナリ
失敗すると取り返しがつかないという気持ちで全力を尽くすさま。死に物狂い。一生懸命。 「 －になる」 「 －に逃げる」 「 －で勉強する」 「 －の努力」 「 －の形相」
二（ 名 ）
① 必ず死ぬこと。 「正成－の鏃（やじり）に死を遁れ／太平記 3」
② （「必至」とも書く）将棋で、どう守っても必ず詰んでしまう状態。また、その攻め手。
マラソン 悪魔の辞典より
ひっし【必死】
①人はフルマラソンを走ると必ず、必死になる。
②ある人は自己ベスト狙って、ある人は関門で締め切られないように、ある人は完走を目指して、理由は様々だが、誰でも必死の形相で、走る。
③3万人走れば、10人ほど見かけるのが、背中に「必死のパッチ」と書かれたTシャツ。
④「必死のパッチ」は子供の頃から使っていたので、標準語だと思っていたら、大阪弁と言う驚愕の事実。
⑤「必死のパッチ」は「必死」の最上級の言葉で、「必死」以上に命を懸けてチャレンジしている意味合いで使われる。
⑥別にパッチを穿いてマラソンに挑戦している訳では無い。
⑦大阪マラソンで優勝したランナーの9割が勝利インタビューで「必死のパッチで走りました」と言っているが、全国放送ではカットされている事が多い。
⑧走って疲れている時に、背中の「必死のパッチ」を見たら、元気が出るどころか「イラッ」とする事が多い。
⑨沿道でも「必死のパッチで走れ」とか書かれた紙を持った人がいるが、こっちも「イラッ」とする事が多い。
⑩とは言うものの、ゴールしたら「必死のパッチで走ったな」と思うのは、関西人の悲しい性か。
2018/12/13 マット
大阪マラソンを走るなら必須アイテムの「必死のパッチ」Tシャツ。
参加者Tシャツにも採用される噂があったが、横やりが入り断念したそうです。
必死のパッチ推進委員会が公式グッズとして認定しいるワッペン。
身体中に貼り付けている強者もいる。
